再生チャレンジ中の連棟古家ですが、構造部分の劣化を補強したり、設備の充実のためにガスや電気、水道の引き込みを再整備したり。
準備にかなり悪戦苦闘の現状ですが、内部の解体はおおよそ完了し、補修箇所の少ない2階部分の補修もかなり進みました。
←既存の木製建具は可能な限り再利用します。
性能として、現代の樹脂サッシや複層ガラスにはかないませんが、昔の木製建具は味わいある型板ガラスが多く使われていて、空間にいい雰囲気をプラスしてくれます。
劣化の激しかった腰壁は、板張り仕様で雰囲気を壊さず補強も兼ねています。
間口が狭く奥行きが深い、さらに連棟で側面に窓が取れない住宅形状は、日当たりの悪さが欠点としてよくあげられます。今回の物件も玄関側(道路側)が北に位置するため、決して日当たりがいいとは言えません。
その欠点を少しでも解消するために、住宅裏側の平屋部分の屋根を半透明タイプの波板に変更しました。
家の奥側が明るくなることで、家全体が少し明るくなったように感じてもらえればと思います。
まだまだ工事は続きます。次の経過報告をお楽しみに!
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#雨に濡れない物干